イミュニティ試験とは

1.イミュニティ試験概要

イミュニティ試験は、放送波や他の電子機器が発生する電磁波の影響を想定した耐電磁放射試験や耐伝導性試験および電源周波数磁界暴露試験と、自然現象を想定した静電気や雷サージおよび他の電子装置が発生するファーストトランジェント/バースト試験などの、電磁過度現象に耐える能力を持っているかを確認するトランジェント系試験に分類できる。この試験は、IEC 規格にIEC61000-4 シリーズとして規定されている。

2.イミュニティ試験の種類

表1に、代表的なイミュニティ試験規格番号とその概略試験内容を示す。

表1.代表的なイミュニティ試験方法 表1.代表的なイミュニティ試験方法

エミッション試験が明確に限度値が設けられているのに対し、イミュニティ試験では試験電圧の他に機器が耐える条件が別途定められている。耐電磁放射試験や耐伝導性試験のように一定の状態の電磁界を印加する試験の場合、試験条件は比較的緩いが通常動作が求められる。

一方、ファーストトランジェント/バーストなどのトランジェント系試験では、厳しい試験電圧が要求されるが、試験時の一時的な性能低下が認められている。

なお、エミッションとイミュニティ試験は、年々改訂され見直しが進んでおり、上述の試験方法以外の試験規格も増加する傾向にある。
エミッション試験に関してはChapter.5「エミッション試験とは」に記載している。

Chapter.6