避雷器(雷対策機器) 比較検索・メーカー一覧

1.避雷器(雷対策機器)比較検索・メーカー一覧で最適な製品検索を

本ページは避雷器(雷対策機器)の製品検索・一覧ページです。CENDに掲載されている各メーカーの避雷器(雷対策機器)の「製品画像/製品名(シリーズ名・通称・型名・型式など)/製品の特長/メーカー名」の検索結果を一覧表示しています。各避雷器(雷対策機器)の製品をクリック頂ければ、製品仕様やメーカー情報などの詳細を表示するページをご覧頂くことが可能です。詳細ページでは、各メーカーへの見積り依頼やお問い合わせも可能となっており、CENDから見積り・お問い合わせ頂くと月刊EMCをもれなくプレゼントさせて頂きます。

避雷器(雷対策機器)の製品仕様やメーカーなどでさらに絞り込み検索・一覧表示をしたい場合は下記の『ノイズ対策部品・EMC対策部品検索・一覧ページ』より製品検索をお願いします。また、「避雷器(雷対策機器)などの雷サージ対策とは何か」を知りたい場合は下記の『雷サージ対策とは』をご覧下さい。

2.落雷を発生させない高度情報化社会の雷対策dinnteco避雷針の効果と特徴

2-1.IT時代に求められる雷対策

近年、IT機器やデータが重要になってきており、雷対策も建物から電子機器へと変わってきており、落雷を発生させないことが望めれている。
ここで説明する落雷を発生させない本避雷針は、避雷針がコンデンサのような形になっており、電荷の移動により避雷針内部が充電され放電を繰り返す事で、電荷が中和されステップトリーダーの進展がずれやすくなり、落雷現象が起こりづらくなる。

2-2.本避雷針の機能

(図1)は本避雷針の高電圧放電試験である。

(図2) は本避雷針の高電圧放電試験において雷雲プレートにインパルス発生器で高電圧をかけた波形である。
電圧が雷雲プレートと本避雷針の絶縁破壊電圧に達していないが、新型避雷針内部で放電が始まるのがC時点である。

図3が示すように電荷の移動により避雷針内部が充電された状態である。

その結果新型避雷針内部で放電がおこり、電荷が中和される。その結果雷雲プレートと本避雷針で電位差がなくなり放電がおきない、これが落雷を発生させない避雷針の原理であると仮説を立てている。

本避雷針内部で放電がおこり、電荷が中和されることにより漏れ電流が発生する。
漏れ電流が発生することを検証することが、本避雷針が機能していると仮説を立て実証実験を行っている。

[図1]本避雷針の高電圧放電試験
[図1]本避雷針の高電圧放電試験
[図2]雷雲プレートの電圧波形(本避雷針)
[図2]雷雲プレートの電圧波形(本避雷針)
[図3]電荷の移動により避雷針内部が充電された状態
[図3]電荷の移動により避雷針内部が充電された状態

2-3.実証実験による漏れ電流計測

冬季雷多発地帯である白山市後高山の山頂に本避雷針を設置した。(図4)

本避雷針に専用のμA電流測定装置を取り付け、避雷針内部で放電し、電荷が中和するときに発生する漏れ電流の計測を行うとともにカメラの設置も行うことで実際に落雷が発生するかどうかを監視した。

(図5)は2022/7/26 24時間の50km圏内への落雷と漏れ電流の関係である。

[図4]白山市後高山の山頂に設置した本避雷針実験
[図4]白山市後高山の山頂に設置した本避雷針実験
[図5]後高山雷雲発生時漏れ電流計測(計測範囲:50km 計測時間:24時間)
[図5]後高山雷雲発生時漏れ電流計測(計測範囲:50km 計測時間:24時間)

2-4.本避雷針取付前と後の比較

本避雷針取付前は山梨県某大型スポーツ公園の1km圏内にも落雷が多発しており、広大な敷地内に多数のスポーツ施設が建ち並び過去に直撃雷被害が発生している。(図6)

公園に本避雷針30基を設置した。(図7)

[図6] 山梨県某大型スポーツ公園における本避雷針取付前の落雷状況
[図6] 山梨県某大型スポーツ公園における本避雷針取付前の落雷状況
[図7]照明塔に取り付けた本避雷針
[図7]照明塔に取り付けた本避雷針

気象衛星データや落雷カウンターにより公園内の落雷発生頻度を測定し、避雷針設置前後での比較を行った。
(図8,図9,図10)
① 本避雷針30基分の設置座標を抽出
② 設置前後6年間分の気象データを入手
③ 本避雷針を中心とした5km以内での落雷をマーキング(これを30基分行う)
④ 本避雷針からの距離に応じた落雷数を年ごとに比較このデータ分析の結果、本避雷針から100m以内において顕著な違いが見られ、面積当たりの正規化落雷数の平均値は、設置後の方が少ないことがわかった。(図19)また本避雷針設置後の3年間の間に直撃雷被害は発生していない。

[図8] 山梨県某大型スポーツ公園における本避雷針取付後の落雷状況
[図8] 山梨県某大型スポーツ公園における本避雷針取付後の落雷状況
[図9]雷活動度と落雷データ
[図9]雷活動度と落雷データ
[図10]本避雷針設置前後の平均値グラフ
[図10]本避雷針設置前後の平均値グラフ

参考文献

  1. TESTS PERFORMED USING THE EXPERIMENTAL APPARATUS OF THE STANDARD NF C 17-100
  2. TEST REPORT 2017 05 3D 0207 / A
  3. METEORAGE REMOTE COUNTER GLD
  4. 金沢 ⚡️フランクリン・ジャパン 
  5. フランクリンジャパン 落雷解析データ
  6. 気象庁 雷活動度(雷ナウキャスト)
  7. CMSOL Multiphysics 6.1 AC/DC モジュール プラズマモジュール
  8. Google Earth Pro
  9. 三菱電機株式会社 系統変電システム製作所 設備画像

避雷器(雷対策機器)掲載製品一覧

3.避雷器(雷対策機器)の主なメーカー一覧

EMI避雷器(雷対策機器)の主要なメーカー一覧は下記の通りです。
CENDでは主要な避雷器(雷対策機器)のメーカーを掲載しております。

  • 本社住所:愛知県名古屋市南区赤坪町213-1 創業:昭和58年8月23日 社名英文表記:SEIKUN co.,Ltd

など

4.避雷器(雷対策機器)の主な製品・シリーズ名称一覧

避雷器(雷対策機器)の主な製品・シリーズ名称一覧として下記のようなものがあります。
CENDには主要な製品・シリーズが掲載されています。

  • ディンティコ100プラス【dinnteco100Plus】 株式会社セイクン
  • ディンティコ50プラス【dinnteco50Plus】 株式会社セイクン
  • ディンティコマリン【dinnteco marine】 株式会社セイクン

5.避雷器(雷対策機器)の仕様の主な項目一覧

6.CENDで避雷器(雷対策機器)の比較選定を行うメリット

CENDで避雷器(雷対策機器)の比較選定を行うメリットを記載します。
CENDでは、取り扱っている製品カテゴリ毎に同一のフォーマットで掲載を行っています。

個別にカタログを取り寄せたり、個別にカタログをダウンロードする手間は非常に大きくなります。また、各社ごとに項目の名称や掲載項目が異なるため、比較選定が非常に難しく、手間もかかります。

その点、CENDならば同一フォーマットで製品を掲載することで、比較選定が非常に容易になります。

また、仕様での絞り込み検索も可能なので、求めている製品を絞り込んで一覧表示させることで、目的の製品をスムーズに探すことが可能となっています。

さらに、EMC専門のWEBサイトであるCENDは、各製品の基本的な情報や使い方、効果などの基礎技術記事も掲載しており、予備知識としてご活用頂けます。

CENDより避雷器(雷対策機器)のお問い合わせと頂くことで、ノイズ対策・EMC対策の専門月刊誌「月刊EMC」(3200円相当)も無料で贈呈させて頂きます。

また、CENDへ避雷器(雷対策機器)の情報掲載をご検討の企業様はお問合せフォームよりご連絡下さい。

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