ATC拡張!リバブレーションチャンバー (RVC) 新設 (株式会社UL Japan)
2022.10.31更新
多くの自動車部品が電子制御されるようになり、品質確保の観点から、自動車産業では実際の使用環境を模擬したEMC試験の実施が重視され始めており、UN ECE Regulationにて、従来のALSE法(アンテナ照射法)に比べ、実環境により近いRVC法が導入されることとなりました。
UL Solutionsは、規格の変更に素早く対応するために、オートモーティブテクノロジーセンターを拡張し、リバブレーションチャンバー(RVC)を導入しました。
RVCを使用すれば、電波暗室内に均一な電界を発生させられ、実際に車両が使用される都市部のような電磁環境を模擬した試験を実施することができます。
近年の急速な車両の電子制御化に対応した信頼性の高いEMC試験が可能となります。
<リバブレーションチャンバー (RVC) とは>
RVCは金属のスターラー (かくはん機) を内包したシールドルームです。主にシールドキャビティと電磁波スターラーの回転による共振周波数変化が可能な機器で構成されています。
電磁波スターラーをステップ回転させることにより、ある周波数において様々な共振モードが発生するため、統計的にチャンバー内に均一な場を生成することが可能となります。
<対応規格>
- ISO 11452-11
- IEC 61000-4-21
- RTCA DO-160G
- MIL-STD-461G
- その他車載機器EMC試験
<サービス内容>
- 自動車メーカー規格試験
- 国際規格・業界規格に基づく試験評価
- EMC (EMI / EMS)
- 電気試験 (LV123, LV124, LV148, ISO 7637-2, ISO 7637-3)
- CISPR 25:2016 Ed.4 Annex I
- ISO 11452-2 Ed.3 Clause 8, GB/T 36282:2018
- インパルス試験、電源変動試験など
<住所>>
愛知県みよし市根浦町1丁目3番地19
TEL: 0561-36-6120
FAX: 0561-36-6820
<アクセス>
東名高速道路 三好IC より車で3分
名鉄豊田線 黒笹駅または三好ヶ丘駅から車で6分
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