2023年度 第1回 EMC設計技術者資格試験のご案内 (一般社団法人 KEC関西電子工業振興センター)
EMC設計技術者資格・シニアEMC設計技術者資格は、電気機器や電子回路、プリント基板を設計する技術者のEMC対応設計力を認証するため、KECと米国の非営利団体であるiNARTE(International Association for Radio, Telecommunications and Electromagnetics)が、2011年に共同で創設したグローバルな技術資格です。EMCに関わる技術者が目指す資格として、個人と個人の所属する企業・団体にメリットを供与することを狙いとしています。
■EMC技術力の証左
IoTデバイスの増加や5Gの普及など、IT技術の発展や成長にともない、EMCの重要性は今後も高まっていくことが予想されます。複雑な事象を予期し、高度な技術力によってEMCの分析と製品開発の上流でEMCの対策を織り込むことができるエンジニアの能力は極めて重要です。 研究・設計に携わり、EMCに関わる技術者の能力を、広く対外に知らしめることができるのがEMC設計技術者資格です。
資格には、標準とシニアの2つのレベルがあります。標準はEMCの基礎分野と応用分野の理解が必要です。シニアはEMCのエクスパートとして、多くの分野で応用力が発揮できる能力を持っていることが求められます。シニアを受験する要件は標準の認証を受けた後、3年の実務の経験が必要です。
■企業価値の向上(企業・団体運営の方へ)
高いEMC設計技術を持ったエンジニアを数多く養成することは、設計の効率化、リスクの回避に非常に有効です。EMC対応の技術者の育成の目標、道しるべとしてEMC設計技術者・シニア設計技術者の資格者の養成を目指していただくことは、ものづくりの総合力を発揮し、競争力をつけることに繋がります。 また、信頼性の高い技術力を有しているという対外へのアピールとしても使うことができます。企業の中には、EMC設計技術者の資格取得と社内の能力評価制度との連動がされているところもあります。資格の有用性の認知が進み、日本での資格者数は、EMC設計技術者とシニアEMC設計技術者を合わせて2020年には270名を突破しました。
詳細な資格試験の内容については、以下を参照ください。
実施試験: EMC設計技術者、シニアEMC設計技術者
日 時: 2023年8月23日(水)
オンライン入室時間 8:30~9:00 試験時間は4時間
募集期間: 2023年4月11日(金)~7月7日(金)
詳 細: 申し込み、必要種類等につきましては、KECのウェブサイトを参照ください
https://www.kec.jp/seminar/emcde2023-1/
受 験 料: 14,300円(消費税込) なお、合格された方は別途認証料20,900円が必要
会 場:オンライン(スマートフォンとカメラ付きPCが必要)
禁止事項・準備物詳細・持込可能等詳細につきましては、KECウェブサイトをご覧ください