TDK EMCセンターの総合力と最新EMC試験サービス紹介（TDK株式会社）

弊社のEMCセンターは、国内外の厳しい規格に対応し、最先端の設備と技術力で多様なEMC試験サービスを提供しています。
自動車、医療、産業機器など、幅広い分野で高まるEMC試験ニーズに応え、国内初のFord規格FMC1280認定取得をはじめ、リバブレーションチャンバーや近接照射イミュニティ試験など、最新の国際規格にも対応。
ここでは、TDK　EMCセンターの特徴とサービス内容を総括してご紹介します。

【1.国内初！Ford規格FMC1280認定取得と高電圧・大電力試験対応】

TDK　EMCセンターは、国内で初めてFord規格FMC1280の認定を取得し、自動車業界のグローバルなEMC要件に対応可能となりました。これにより、Ford車載機器向けのEMC試験を国内で実施でき、開発・認証プロセスの効率化に貢献しています。
さらに、24kVAを超える大電力試験や、直流高圧1500V/90A（45kVA）までの試験にも対応。これにより、EV（電気自動車）やハイブリッド車など、次世代車載機器の高電圧・大電力環境下でのEMC評価が可能です。
また、リバブレーションチャンバー試験や、車載機器の放射・伝導エミッション、イミュニティ試験にも幅広く対応。
iNARTE（国際EMC技術者認証）保有技術者が在籍し、高度な技術サポートを提供しています。

【2.最先端リバブレーションチャンバー法による高精度EMC測定】

近年、実環境に近いEMC測定手法としてリバブレーションチャンバー法が注目されています。
TDK　EMCセンターでは、フェライトの専門メーカーとして長年の研究で開発した高性能電波吸収体を採用し、再現性・安定性の高いEMC評価サービスを実現しています。
リバブレーションチャンバー法は、特に車載機器の実環境模擬試験に最適であり、TDKはこの手法に不可欠なスターラー（攪拌機）のトップメーカーでもあります。これにより、より精度の高いEMC試験が可能となっています。
対応規格は、IEC61000-4-21/EN61000-4-21（放射イミュニティ200V/m、200MHz-6GHz）、ISO11452-11（放射イミュニティ200V/m、200MHz-6GHz）など。車載機器の国際的なEMC要件に幅広く対応します。

【3.近接磁界イミュニティ試験規格「IEC61000-4-39」認定取得】

医療機器のEMC要求は年々厳格化しており、2020年9月に医用電気機器のEMC国際規格「IEC60601-1-2：2014（4.1版）」からIEC61000-4-39「近接磁界に対するイミュニティ試験」が新たに追加されました。
TDK　EMCセンターは、2025年3月に国際認定機関VLACからIEC61000-4-39/EN61000-4-39の認定を取得。これにより、医療機器メーカーが求める最新のEMC試験に国内で対応できる体制を整えています。
対応範囲は、3A/m（150kHz-26MHz）、100A/m（380MHz-6GHz）と、幅広い周波数帯域での近接磁界イミュニティ試験が可能です。医療機器の国際市場展開においても、信頼性の高いEMC評価をサポートします。

【4.充実したサポート体制と柔軟な対応】

TDK　EMCセンターでは、EMC試験に関するご相談や見積もり依頼、技術的な質問にも迅速かつ丁寧に対応しています。
施設見学やオンラインバーチャルツアーも可能で、実際の試験環境や設備を確認いただけます。
試験予約状況はWebで公開しており、希望日が埋まっている場合もご相談いただければ調整可能です。EMCノイズ対策サポートも（費用別途）対応可否を確認のうえご案内します。
お問い合わせの際は、下記情報をご用意いただくとスムーズです。

【EMC試験のご相談・お問い合わせ】

TDK株式会社
技術・知財本部（EMCセンター受付）
Tel：047-378-9810
Email：TJP.emc-center@tdk.com（EMC試験お問合せ専用）

【予約状況はこちら】

https://product.tdk.com/ja/technicalsupport/emctest/availabilities.html
※ご希望の日程が埋まっている場合でもご相談ください。ご調整可能な場合がございます。

【5.最後に】

TDK　EMCセンターは、国内初のFord規格認定をはじめ、リバブレーションチャンバーや近接照射イミュニティ試験など、最先端のEMC試験サービスをワンストップで提供しています。
自動車・医療・産業分野のグローバルなEMC要件に対応し、製品開発・認証の強力なパートナーとして、今後もお客様の信頼に応えてまいります。
お気軽にご相談ください。