1.KS規格とは何か

KS規格とは韓国で定められた規格のことを示します。
KCマーク認証とも呼ばれます。
韓国国内のEMC管理機関は、国立電波研究院:RRA(National Radio Research Agency)が管轄しています。
尚、旧称のKN規格は、2021年2月8日に現行のKS規格に改称されています。
これに伴いEMC試験の認証方法が改正されており、変更された規格名等の例は下記のような形となります。

  • KN 11 → KS C 9811:2019
  • KN 15 → KS C 9815:2019
  • KN 61000-6-1 → KS C 9610-6-1:2019

2.KCマークとは何か

KCマークとは、Korea Certification Markの略で、韓国の認証マークのことを示します。
以前は13種類あった強制マークが2011年にKCマークに統一されています。
韓国では特定の製品分野は認証試験実施する義務があり、認証を受けた製品はこのKCマークを表示する義務があります。このKCマークを取得するには、KN規格を必ず満たす必要があります。
つまり、このKCマークが表示された製品は、韓国国内の認証試験により安全性が確認されていることを表します。
EMCに関しても適合認証があり、KCマークの取得によって電波障害などの安全性が担保された証明となります。

KCマーク

3.日本国内でのKCマーク取得

日本国内にある認証代行機関を通じて申請を行うことができます。
各種試験を実施後、工場検査などを行うことで作成された報告書を韓国の認証機関に送付して審査を進めます。
無事に認証を取得できた場合は、安全確認書が発行されKCマークを取得できます。