アンテナ 比較検索・メーカー一覧
1.アンテナ比較検索・メーカー一覧で最適な製品検索を
本ページはアンテナの比較検索・メーカー一覧ページです。CENDに掲載されている各メーカーのアンテナの「製品画像/製品名(シリーズ名・通称・型名・型式など)/製品の特長/メーカー名」の検索結果を一覧表示しています。各アンテナの製品をクリック頂ければ、製品仕様やメーカー情報などの詳細を表示するページをご覧頂くことが可能です。詳細ページでは、各メーカーへの見積り依頼やお問い合わせも可能となっており、CENDから見積り・お問い合わせ頂くと月刊EMCをもれなくプレゼントさせて頂きます。
アンテナの製品仕様やメーカーなどでさらに絞り込み検索・一覧表示をしたい場合は下記の『ノイズ対策部品・EMC対策部品検索・一覧ページ』より製品検索をお願いします。また、アンテナが関わる「EMCの基礎」を知りたい場合は下記の『EMC入門講座』をご覧下さい。
2.アンテナの基本
アンテナとは、信号線路に流れる電気信号を電磁界に変換する(電磁波を空間に飛ばす)、或いは電磁界を電気信号に変換する(電磁波を受信する)デバイスの総称となります。私たちの身の回りには、数十年前と比べるとはるかに多種多様なアンテナが存在しています。身近なものでは家庭の屋根に付いているテレビ受信用アンテナや、自動車に付いているラジオ用アンテナがありますが、携帯電話やWiFi機器の中にも色々な形状のアンテナが内蔵されています。
アンテナは、その目的ごとに様々な形状をしている事が特徴的です。特定の方向に強く電磁波を飛ばす、或いは特定の方向から来る電磁波を効率よく受信するには、いわゆる「指向性」を持ったアンテナが有効です。逆に、どの方向にもまんべんなく電磁波を飛ばしたり、どの方向から飛んでくる電磁波も受信したりする目的には、「無指向性」のアンテナが適しています。
電磁波を効率よく飛ばしたり受信したりするには、電磁波の波長の関係からアンテナは物理的な大きさの制限を受けます。例えば1MHzという周波数は波長にすれば300mですので、かなり大きなアンテナが必要になります。また手近にある携帯電話などはWiFi通信を含めると、700MHz~6GHzの間の周波数を利用しているので、上記1MHzと比べると2ケタ以上短い波長となります。このため、携帯電話はポケットに入る程度の大きさに収まっているという事になります(実際にはアンテナ設計の工夫などで、波長にズバリ同調していなくても効率を上げる事ができます)。また昨今の5G通信では28GHzというさらに高い周波数を利用する部分がありますので、波長はさらに一桁短くなります。アンテナはその目的が通信の場合、その周波数帯の信号をいかに効率よく送信・受信できるかを考慮して設計されます。
一方、目的が計測である場合、効率は勿論ですがアンテナも計測器となりますので、その特性を厳密に調べなければなりません。特にアンテナ計測やEMC計測においては、アンテナの特性によって測定結果の絶対値が決まりますので、アンテナ特性の「校正」が重要となります。またEMC計測では国際規格などで使用するアンテナの特性が定められている場合があるため、アンテナの選定には厳密性が必要となります。
代表的なアンテナの総称と用途は以下のようなものがあります。
- 八木アンテナ・・・テレビ電波受信用等
- パラボラアンテナ・・・衛星放送受信用、防災無線通信用等
- パッチアンテナ・・・携帯電話やWiFi機器内蔵のアンテナ等
- アレイアンテナ・・・航空機レーダー、5G基地局等
- ダイポールアンテナ・・・様々なアンテナの理論基準、アンテナ評価、EMC測定等
- ループアンテナ・・・磁界を効率よく送受信するアンテナ。近距離通信、EMC測定等
- モノポールアンテナ・・・無指向性。EMC測定等
- バイコニカルアンテナ・・・無指向性。小型でも低周波で効率が良い。EMC測定等
- ログペリオディックアンテナ(対数周期型ダイポールアレイアンテナ)・・・指向性があり、1台で広帯域な測定が可能。EMC測定等。
- ハイブリッドアンテナ・・・指向性があり、バイコニカルアンテナとログペリオディックアンテナを1台に組み合わせた特性。1台で超広帯域な測定が可能。EMC測定等。
- 標準ゲインホーンアンテナ・・・指向性があり、特に数100MHz以上の周波数でアンテナ校正のための標準として利用されている。高い周波数では500GHz程度まで対応。
- 広帯域ホーンアンテナ・・・標準ゲインホーンアンテナを複数台用いる必要がある広帯域を1台でカバーするアンテナ。アンテナ測定やEMC測定で使用。高い周波数では110GHz程度まで対応。
- スパイラルアンテナ(円偏波アンテナ)・・・円偏波の送受信を行うアンテナ。指向性があり、GPSなど円偏波機器の特性評価に使用。
アンテナの特性を示すパラメータの名称と意味:
- アンテナゲイン(アンテナ利得)・・・アンテナを発信源とした球状の放射方向それぞれに対する、放射強度の割合。値が大きいほどその方向に強く放射される(或いは強い受信感度を持つ)。方向性と周波数特性がある。
- アンテナファクタ(アンテナ係数)・・・主にEMC計測において、被測定物から放射される電磁界の強度([V/m]や[A/m])を絶対値で求める際に必要となるパラメータ。主にアンテナ正面方向で定義されるパラメータで、周波数特性がある。
- VSWR・・・アンテナ入力端におけるインピーダンスの整合度を示すパラメータ。周波数特性があり、値が1に近ければ近いほどインピーダンスの整合性が良い。
- 3dBビーム幅・・・アンテナ指向性を定義する際に、主方向のアンテナゲインの半分(3dB低い値)となる指向性の角度。幅が狭ければ狭いほどビームが鋭い。
アンテナ掲載製品一覧
-
メーカ名:株式会社東陽テクニカカテゴリ:アンテナ特徴:<ホーンアンテナ>
・0.6~6GHzを1アンテナで対応
・380MHzからはマッチングネットワークの追加で対応可能
・最大入力250W
・フィールド均一性
0~-4dB、250㎠(typ)
<ループアンテナ・センサー>
ループアンテナ
・9kHz~150kHz(120mm loop)
・150kHz~30MHz(100mm loop)
・試験距離:50mm
ループセンサー
・補正ファクタあり
・静電遮へい -
メーカ名:株式会社ノイズ研究所カテゴリ:アンテナ特徴:・ブロードバンドホーンアンテナ
・バイコニカルアンテナ
・ハイブリットアンテナ
・ループアンテナ
・ダイポールアンテナ
・ロッドアンテナ
・スタンダードゲインアンテナ
・アクティブアンテナ
・フィールドプローブ
・車載機器試験用アンテナ
・ヘリカルアンテナ
・その他 -
メーカ名:株式会社ノイズ研究所カテゴリ:アンテナ特徴:・バイコニカルアンテナ
・ダイポールアンテナ
・フィールドジェネレータ
・E-フィールドジェネレータ
・ログペリオディック
・ダイポールアンテナ
・ループアンテナ
・アクティブホーン
・バイコニログアンテナ
・コニカルログスパイラル
・その他 -
メーカ名:株式会社ノイズ研究所カテゴリ:アンテナ特徴:・周波数範囲
0.7~3.2GHz / 2.4~6GHz
・広い周波数特性のため、アンテナの交換をせずに試験をおこなうことができます。
・耐電力がありますので、強電磁界の試験がおこなうことができます。
・低いVSWR、高GAINのため効率よく電磁波を輻射することができます。
・小型・軽量でフラットな形状のため、狭い場所でも近接照射試験を行うことができます。
・広い放射特性を持つため、電磁波の指向性などを気にせずに試験を行うことができます。 -
メーカ名:株式会社ノイズ研究所カテゴリ:アンテナ特徴:最大入力W 65~180W
・国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)との共同研究により製品化しました。本製品には、NICTの知的財産権を使用しています。
・低いVSWR、高GAINのため、効率よく電磁波を照射することができます。
・広い電界均一特性を有しているため、EUTへ照射する際のアンテナの移動を減らすことができます。 -
メーカ名:TDK株式会社カテゴリ:アンテナ特徴:HLP-2008A:
周波数範囲20MHz~8GHz
インピーダンス50Ω(nominal)
Gain 7dBi (typical)
VSWR1.5:1
最大入力100W
重力4kg
寸法(W*H*D)cm 144×125×73.5
HRN-0118:
周波数範囲1GHz~18GHz
インピーダンス50Ω(nominal)
VSWR1.5:1
最大入力 1-6GHz :500W
6-18GHz:300
重量1.4kg
寸法(W*H*D)cm23.4×14.5×29
3.アンテナの主なメーカー一覧
※()内は取扱い企業)
アンテナの主要なメーカー一覧は下記の通りです。
CENDでは主要なアンテナのメーカーを掲載しております。
- 株式会社東陽テクニカ
本社住所:東京都中央区八重洲1-1-6 創業:1953年9月4日 社名英文表記:TOYO Corporation. - ノイズ研究所 (NoiseKen)
本社住所:神奈川県相模原市中央区千代田1-4-4 創業:1975年3月28日 社名英文表記:NOISE LABORATORY CO.,LTD. - ETS-Lindgren
本社住所:東京都文京区小日向4-2-6 プライム小石川ビル7F 創業:2002年6月1日 社名英文表記:ETS-Lindgren Japan, Inc. - 日本シールドエンクロージャー株式会社
本社住所:神奈川県横浜市都筑区仲町台1-28-7 第3峯岸ビル304 創業:1972年6月15日 社名英文表記:Japan Shielded - TDK株式会社
本社住所:東京都中央区日本橋二丁目5番1号 創業:1935年12月7日 社名英文表記:TDK Corporation
など
4.アンテナの主な製品・シリーズ名称一覧
アンテナの主な製品・シリーズ名称一覧として下記のようなものがあります。
CENDには主要な製品・シリーズが掲載されています。
- アンテナ各種【SCHWARZBECK社製 】 株式会社東陽テクニカ
- スタックトログペリオディックアンテナ【STLP 9129 SCHWARZBECK社製】 株式会社東陽テクニカ
- アンテナ各種【AMETEK (TESEQ)社製】 株式会社東陽テクニカ
- アンテナ各種【 ETS Lindgren社製】 株式会社東陽テクニカ
- アンテナ【SCHWARZBECK社製】 株式会社ノイズ研究所
- アンテナ【65xxシリーズ 日本ETSリンドグレン株式会社社製】 株式会社ノイズ研究所
- 広帯域スリーブアンテナ【NKU07M32G/2460G】 株式会社ノイズ研究所
- TEMホーン【THA-380M60G】 株式会社ノイズ研究所
- ループ【65xxシリーズ】 日本ETSリンドグレン株式会社
- ロッド【3301C/3303】 日本ETSリンドグレン株式会社
- バイコニカル【3109/3110C】 日本ETSリンドグレン株式会社
- ログペリオディック【3144/3147/3148B】 日本ETSリンドグレン株式会社
- バイコニ・ログ【3140B/3142E/3143B】 日本ETSリンドグレン株式会社
- ミニバイコニカル【318Xシリーズ】 日本ETSリンドグレン株式会社
- ダブルリッジガイドホーン【3112/3106B/3115/3116C/3117/3119】 日本ETSリンドグレン株式会社
- 標準ゲイン/オクターブホーン【3160/3161シリーズ】 日本ETSリンドグレン株式会社
- ラージループ【JSE-LLA-2】 日本シールドエンクロージャー株式会社
- ハイブリットアンテナ/ダブルリジットアンテナ【HLP-2008A/HRN-0118】 TDK株式会社
など
5.アンテナの仕様の主な項目一覧
アンテナの主な仕様項目(CENDでの検索項目)一覧は下記の通りです。
下記の検索項目を使用して目的のアンテナを検索・一覧表示できます。
- 仕様項目① メーカー名
- 仕様項目② 取扱店
- 仕様項目③ 型名/シリーズ名
6.CENDでアンテナの比較選定を行うメリット
CENDでアンテナの比較選定を行うメリットを記載します。
CENDでは、取り扱っている製品カテゴリ毎に同一のフォーマットで掲載を行っています。
個別にカタログを取り寄せたり、個別にカタログをダウンロードする手間は非常に大きくなります。
また、各社ごとに項目の名称や掲載項目が異なるため、比較選定が非常に難しく、手間もかかります。
その点、CENDならば同一フォーマットで製品を掲載することで、比較選定が非常に容易になります。
また、仕様での絞り込み検索も可能なので、求めている製品を絞り込んで一覧表示させることで、目的の製品をスムーズに探すことが可能となっています。
さらに、EMC専門のWEBサイトであるCENDは、各製品の基本的な情報や使い方、効果などの基礎技術記事も掲載しており、予備知識としてご活用頂けます。
CENDよりアンテナのお問い合わせと頂くことで、ノイズ対策・EMC対策の専門月刊誌「月刊EMC」(3200円相当)も無料で贈呈させて頂きます。
また、CENDへアンテナの情報掲載をご検討の企業様はお問合せフォームよりご連絡下さい。