【EMC環境フォーラム】新しいEMC問題の解説と、具体的なEMC設計と実戦的EMC対策の手法(CEND編集部)

2019.9.27 更新
【EMC環境フォーラム】新しいEMC問題の解説と、具体的なEMC設計と実戦的EMC対策の手法(CEND編集部)

[本セッションのチェアパーソン]
日本オートマティックコントロール㈱
瀬戸 信二 氏

EMC業界で最大の規模を誇る『EMC環境フォーラム』が、11/8(金)に池袋サンシャインにて開催される。
EMC環境フォーラムは、次世代EMC研究会が主催する、本年で25回目を迎える大型フォーラムだ。

本年は10テーマの技術セッションが開催される。
今回はその中の1つ「新しいEMC問題の解説と、具体的なEMC設計と実戦的EMC対策の手法」のセッションを紹介する。


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セッションタイトル

新しいEMC問題の解説と、具体的なEMC設計と実戦的EMC対策の手法
副題:EMCにおける新たな検討課題と、現場ですぐに役立つ具体的な設計手法とトラブル解決対策手法

チェアパーソン

日本オートマティックコントロール㈱ 瀬戸 信二 氏

セッション概要

安心・安全な社会活動は「電磁波的な安心と安全」に支えられていると言っても過言ではありません。
このセッションでは、電気機器等の製造会社における設計技術者を対象に、次の講演を行います。
(1)EMC問題に関連する新しい問題点(話題)の動向と解説
(2)設計・開発の現場におけるEMC対策設計への具体的指針と解決策の提示
(3)設計においては完璧に解決できないEMCトラブル対策を迅速に解決に導く具体的技法を実経験にもとづき開示


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講演概要

セッションの開講にあたって/日本オートマティックコントロール㈱ 瀬戸 信二 氏

(1)セッションの概要説明
(2)講義内容を実務に反映するための聴き方・心構えなど

第1講演 EMC分野における最近の話題と問題点/(国研)海上・港湾・航空技術研究所 関口 秀紀 氏
【概要】
従来のEMC 問題は、もっぱら機器相互間において発生する非意図的な電磁現象であったが、近年「高出力電磁妨害や盗聴」といった意図的な電磁現象に対する対処がEMC 問題として取り上げられるようになってきた。これらの電磁現象は、「安定した送配電・受電」や「情報の保全」や「クルマなどの自動運転」のために避けて通れない問題であり、社会的重要課題でもある。そこで、2019 年1 月に設置された電気学会の特別調査専門委員会で検討中の問題点等について紹介する。

【講演目次】
1.EMCと電磁的セキュリティ
2.情報セキュリティにおける電磁的脅威
3.スマートグリッドにおける電磁的脅威
4.自律走行システムにおける電磁波脅威
5.電磁的脅威への対処

第2講演 EMC設計の考え方と進め方/三菱電機㈱ 宮崎 千春 氏
【概要】
「EMC 設計手法」については、過去に多数の有識者からの提言があるが、設計現場における即効性・実効性という観点からはいまひとつ具体性に欠けるところがある。ここでは、講師自身が長年にわたり体験し、社内での意識改革に取り組みながら、設計の現場に浸透させた実効性のある設計手法(プリント基板設計手法を含む)につき解説する。

【講演目次】
1.EMCとは
2.EMC設計の考え方
3.回路設計におけるEMCの留意事項
4.PCB設計におけるEMCの留意事項
5.まとめ

第3講演 EMC問題解決のための対策手法/日本オートマティックコントロール㈱ 瀬戸 信二 氏
【概要】
製品が完成する過程では、意図する機能・性能を達成できる段階になって、そこからがEMC(EMI / EMS)性能の測定や対策のフェーズとなる。EMC トラブル問題はいわば余計な仕事であり、かつ厄介な作業である。トラブル対策着手時点では暗中模索の状態から始まり、大変な時間の浪費が伴う。この講義においては、問題部位探究の方法から早期解決に至る過程までを、実例を挙げながら実戦的・具体的に解説する。

【講演目次】
1.EMC対策の考え方
2.EMC対策用フィルタの設計法
3.対策の進め方
4.対策実例と対策内容・根拠
  EMI/EMS/ESDの対策例
5.EMC(対策)設計能力の向上の方法

第4講演 Q&A/講師団

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